進化する戦隊ヒーロー特集、21世紀編

獣電戦隊キョウリュウジャー

キョウリュウジャーについて

キョウリュウジャーVSゴーバスターズ、とは記されていますが最終的には協力して共に悪を打ち倒す、というものになる。王道といえば王道ですが、こう超常的な力を持つヒーロー同士が連携して同じ悪へと立ち向かうとなったら、逆に力のインフレが作用しないのではないかという心配もあります。そもそもこのキョウリュウジャーもそうですが、これまで戦隊ヒーローシリーズの中で『恐竜』をテーマにしている作品は多かったりする。その全てが映画に登場しているわけだが、ざっと上げるだけでも、

爆竜戦隊アバレンジャー

恐竜戦隊ジュウレンジャー

獣電戦隊キョウリュウジャー

と三作品も同じテーマの元で構成されています。何故恐竜なのか、という疑問は当然湧いてくるでしょう。この理由にはかつて行われたアンケートで、子供を対象に『もしタイムマシンがあるとしたら、行ってみたい時代は何処か?』という質問で、恐竜時代が堂々の1位になったからが関係していた。だからこそ戦隊ヒーローものとして恐竜をテーマにし、人気を博しているのもそうした人気が関係しているようです。見たことがないから見てみたい、という原動力で見ているのでしょうが、現代人とか関係なく人間がその時代へ行ったらとんでもないことになるのは目に見えている。そこまでの事を考えていないのは当たり前ですが、無邪気さで全てが許される時代ですからしょうがないでしょう。

さて、そんな恐竜をテーマにしている作品で一番新しいキョウリュウジャーについて、簡単に説明も兼ねて紹介をしていこう。

概要として

今作が掲げるテーマとしては、なんといっても戦隊ヒーローとして超王道中の王道である『確固たるヒーロー像』が描かれています。戦隊のヒーロー五人はそれこそ長く続くシリーズを通しても、こんな台詞現実で言えば間違いなく黒歴史認定、思い出しても悶え死ぬとばかりに恥ずかしいものばかりだ。俳優やら声優さんやらはノリノリで役になりきっているでしょうから気にしないかもしれませんが、大人になってみると多分、自分とは関係ないけど恥ずかしくなるのは確実でしょう。

唐突に、戦隊ヒーローといえば象徴的な印象としてそれぞれに『色』が割り振られている。例えば主人公ならレッド、ヒロインならピンクといったように、カラーが示すことで各自の役割を明確にしているのだ。某漫画作品ではレッドはレッドでも正義の味方を自称してやっていることは、あまりに理不尽なことばかり悪党に強制するという暴君気質な作品もあります。そこだと悪役が善良な一市民として、地域とも親交深く協力しあっているのだから面白い。

キョウリュウジャーにおいても登場する戦隊の個々人に色が割り振られており、そこから役目を大まかにまとめるとこんなところになる。

ヒーローのパーソナルカラー

では色で見るキャラクター像を紹介していきますが、せっかくだから最近リバイバルされて異常な人気を呼び集めた『おそ松さん リメイク版』のキャラクター像に当てはめてみるとしよう。

キョウリュウレッド
まずは定番の赤である『キョウリュウレッド」・物語の主人公、おそ松さん的に見れば長男の『おそ松』が該当すると思われる。自身のことをキングと称し、当初は誰もがそんなこっ恥ずかしい事言えるかと拒否していますが、その後のリーダーっぷりに皆が認める王様気質を発揮します。おそ松も癖のある六つ子達の一番上ということで、本人も性格に難はありますがきちんと長男顔をしている、何だかんだでしっかりと兄弟全員を引っ張っている。
キョウリュウブラック
次いでクールな印象の黒がテーマの『キョウリュウブラック』についてだが、六つ子兄弟の中では次男の『から松』が当てはまります。ニヒルでクール、孤高な存在だと演出しているように見えて、中身はとてもお調子者だったりする。自分勝手でひねくれてはいるものの、仲間思いなところがある。から松にしてもかっこつけ部分は多く、たまに兄弟からないがしろにされながらも時に兄弟のために邁進している。
キョウリュウブルー
キョウリュウジャーの中で最年長の『キョウリュウブルー』、おそ松さん兄弟の中ではかろうじて三男の『ちょろ松』が該当するだろう。年長者であるため年齢相応の思慮分別と人生経験もあることからメンバーからは厚い信頼を集めている。いないと寂しい、という性質ではちょろ松の全てが共通しているわけではありませんが、兄弟の舵取りを普段からしている姿がよく似ていると言えるでしょう。
キョウリュウグリーン
戦隊メンバーの中で最年少となる『キョウリュウグリーン』、当てはめるとしたら『一松』になると思います。普段は無愛想で笑わず、生真面目な性格と人見知りが激しいものの、中身は正義感にあふれた頼もしい少年だ。一松も無愛想で何を考えているかわからないといったミステリアスさが漂っているものの、キョウリュウグリーンのように根は正義に溢れるといった事はないものの、動物を愛する優しさを持ち合わせているところが似ている箇所といえるはずだ。
キョウリュウピンク
キョウリュウジャーの紅一点でありヒロインである『キョウリュウピンク』、彼女に当てはまるおそ松さんキャラは『十四松とトド松』の性質を持っているといえます。お転婆だけど陽気で明るい性格は十四松に、愛されキャラとして逞しくメンバーを支える部分はトド松に、2つのキャラクター性質が加わっています。

あの立ち位置は

こうして見ると『赤・黒・青・緑・ピンク』と定番だなぁと思うかもしれませんが、何かが足りないと感じる人もいるでしょう。そうです、大食いキャラとしての『イエロー』がいないのだ。イエローといえば後は『カレー』を食べているといった偏見を持つ人もいる。かつてはイエローがいるのは当たり前でしたが、このキョウリュウジャーで約28年ぶりに除外したというのです。

何か事情はあったのかもしれませんが、残念な話だ。ただ差し色に黄が用いられているので必ずしも嫌だからといったエゴ的な理由は幸いにもなさそうだ。

進化する戦隊ヒーロー特集、21世紀編