進化する戦隊ヒーロー特集、21世紀編

ゴーバスターズVSゴーカイジャー

次作へと繋がる内容として

戦隊ヒーローが活躍する映画、それこそ改革路線を狙って制作されたゴーバスターズの人気を確固たるものとするために、1年間の放送だけでなくさらに映画作品へと派生します。そうして作られたのが2013年に公開された『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』だ。次作と比べるとタイトルが非常に簡潔でわかりやすくなっている所が良い、正直あそこまで長いと覚えるのも一苦労するというのに。制作からすれば必要なタイトルだったと言われてしまえばそれまでですが、皆どのように呼んでいたのか地味に気になるところ。それに比べると今作は映画作品だというのがよく分かるので、そこはいい点でしょう。

映画作品として公開された第5弾記念作品でもあり、次作と同じように二タイトルの作品が主軸となっている一方で、複数の作品から主役格が登場していた。もう言うまでもありませんが、最後の方は色々ごった返しているので、作品を知らなかったりしたら誰が誰だかわからない、なんていう問題も子どもたちによっては起こる可能性もあります。

ただ映画そのものは人気作品の劇場作品化とあって話題性という点だけで見れば十分だ。それを象徴するように、若年層が見る作品とすれば中々いい興行収入を記録しています。

興行収入から見て

この作品の興行収入は『4億3,000万円』で、子どもたちとそれに付きそう大人が楽しんだとしても十分な売上といえるのではないでしょうか。この中には子供どころか単身でやってきた大きな子供が混じっていたかもしれません。こういう作品はナイト部門で放送することが少ないので、場合によってはその可能性もあり得ただろう。劇場へ行けない人はレンタルするか、映像作品を購入して自宅で見るしかありませんが、それでも十分に楽しめます。

さて、興行収入となると正直通常の邦画などで考えれば若干物足りないと言われてしまいかねない数字なのは否めません。しかしここ数年公開された作品の興行収入を比較してみると、そこまで悪い数字でもないのだ。次作のキョウリュウジャーVSゴーバスターズの作品も含めてここ数年公開された作品からいくつか抽出して興行収入の差を見てみる。

  公開年月 興行収入
キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 2014年1月18日 4億1,500万円
ゴーバスターズVSゴーカイジャー 2013年1月19日 4億3,000万円
ゴーカイジャーVSギャバン 2012年1月21日 推定3億円

こうしてみてもらうと分かるように、映画そのものは60分前後でキレイにまとめられて見やすくなっている上、さらに年齢層が子供をターゲットにしているという点もあるので鑑賞料金は通常の映画よりも安いという利点があります。これには親御さんとしても助かるでしょうし、小学校高学年くらいの子供であれば友達と一緒にお小遣いの範囲で行けるというレベルだった。通常の映画よりもいくらかハンデを負っていますが、鑑賞者の年齢層が必然と低年齢層に集中するとしたら、これだけの興行収入を記録出来るだけでも凄いことだ。

子供が少なくなっていると言われる時代、戦隊ヒーローとしての価値が根強く浸透していることを改めて知る結果といえます。

メディア作品としても

現実的な問題に触れればここから制作費などを加味すれば、映画だけでカバーできるとは言えません。そこは様々なグッズ展開をして補填することもありますが、またはDVDなどへ作品をリリースすることにより、さらに売り上げ的な面を伸ばしていこうという線も手段の内だ。現に多くのアニメ映画が公開されている中で、興行収入に加えてさらに円盤の売上を伴えば黒字へと完全に切り替わります。グッズなどの売上も含めればそんな心配は必要ないのかもしれませんが、切実な内情を吐露するならテレビの世界で全く売れていないと言った窮状の番組などと比べれば一目瞭然の違いがそこにあります。

今作の人気として

そう見ればこちらの作品はこれまでのシリーズの中でも中々高い人気を得たということを意味しているのでしょう。ゴーバスターズの内容こそそれまでの戦隊ヒーローの固定観念を打ち破るかのように、斬新な設定を持ちだして制作されているので、内容に対しては賛否両論が中心といえるでしょう。鑑賞料金が安い、60分前後というとても見やすく簡潔にまとめられた映画の内容は高く評価されるケースもあるので、見てみないと進化は分かりません。

もしかしたら中には映画を見て面白さを実感できたと言うケースもあるかもしれません。

進化する戦隊ヒーロー特集、21世紀編